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ソルギはご存じでしたでしょうか。

なんとく耳にしたことあるが、よくわからないという方。あなたはラッキーですよ^^

これから、日本どこでも教えてくれないソルギの物語について、書きたいと思います♡
読み終わった頃、きっとあなたもソルギのファンになっているはず!!

韓国のトッ(お餅)は蒸し方により、大きく「蒸し餅」、「つき餅」、「焼き餅」、「茹で餅」の4つに分かれています。その中でも、最も古い「トッ」は「蒸し餅(チントッ)」です。
また、「蒸し餅(チントッ)」の代表はなんといっても「ソルギ」ではないでしょうか。
ソルギは通常ペッ(百)ソルギのことです。

ペッ(百)ソルギは、1815年の韓国の閨閤叢書(규합총서)という古書に′白雪糕(백설고)′として記録されています。
ソルギは主に、うるち米を製粉し、シルという蒸し器で蒸すので、シルトッとも呼ばれています。

ソルギはペッソルギ以外にも、豆類、ヨモギ、カボチャ、ニンジン、チーズ、イチゴ、ブルーベリーなど、様々な材料使って作るため、とにかく飽きないのです。
朝食代わり、またはおやつ感覚でペロッと食べられます。

しかし、残念なことに、日本で流通しているソルギは、おいしいものが少なく、冷凍のものがほとんどです。
一度は蒸したてのおいしいソルギを味わってほしいです!!
ソルギの保存は冷凍保存可能ですが、米粉なので、基本は当日蒸し、当日食べるのが一番おいしい食べ方です。

韓国伝統トッの代表–ぺっソルギは、なぜ何百年も続き、今日も沢山の方に愛されてきたのでしょう?
そこには、深い意味がありました。
ペッソルギのぺっとは「百」のことです。百は「パーフェクト」という意味があります。
また、ペッソルギは雪の粉を塗したかのように白い色をしているため、お子さんが生まれて100日目のお祝いなどに使う定番トッです。

韓(朝鮮)民族は白衣民族とも呼ばれています。白い色は純潔や神聖さを表し、無病息災、健康長寿を意味します。
ペッソルギには我が子が雪のように純白(心が自然のままで清いこと、また汚れのないさまを清廉潔白という)な人生を歩んでほしい願いが込められています。

生後100日祝い以外に、子供が生まれて3日・7日の日と1歳(トル)の誕生日の時によく作られます。

あんフラワーケーキの土台としても使われているソルギですが、あんことの相性も抜群なんです。
また、着色料、乳製品、卵類を一切使わないため、アレルギー持ちのお子さんや小麦粉が苦手な方にもおすすめです。
今後、グルテンフリー、ヴィーガン食としても、活用できそうです。

ソルギの作り方は基本中の基本ですが、水分量の調整が難しい為、簡単そうで一番難しい韓国伝統餅かもしれません。

いかがでしょうか。ソルギの魅力を少し分かっていただけたでしょうか^_^
ぜひ、当教室にて本番のペッソルギの作り方をマスターしてみてください♡

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